2012年10月11日
こたつとは
だってさ、こたつは足しか温められないから、そのまま寝ちゃうと、風邪引いちゃう人も多かったのよね。
その点、ホットカーペットなら、毛布一枚で前身ポカポカ、テーブルがなくても暖が取れるから、寝具として使っている人も少なくないんじゃないかと思います。
でも、こたつの低迷とともに、こういう古き良き言葉も消えつつあるのがちょっぴり淋しく思えるのは、それだけ年を取った証拠なのでしょうか。
テーブルの土台と天板の間にこたつ布団を挟めるようになっていて、その中に足を突っ込んで暖を取ります。
この「燵」という字は一応国字として認められているそうですが、それでもねぇ、思い切り当て字じゃんて感じ。
これで「ひたつ」じゃなくて、ちゃんとこたつと読める人は、かなりの博学ではなかろうかと、私なんかは思いますね。
これはこたつの略語である「こた」に丁寧語の「お」を添えた女性言葉だと思われますが、子供の頃田舎へ行くと、「おこたで暖まりなさい!」なんて言われたものです。
でもって、「寒かったろうに、よく来たねぇ!」とかって言って、薩摩芋を蒸してくれたり、お汁粉を作ってくれたりしたものです。
武家社会では、火鉢が来客用の暖房器具、こたつが身内用の暖房器具と、ちゃんと使い分けていたそうですよ。
今のような電気ごたつが登場したのは戦後の事で、どこかの家電メーカーのおじさんが考えたのだとばかり思っていたら、これが違うんです。
という事で、こういう身近なものについてのエトセトラ、ブログやサイトなんかで調べると、案外面白いんですよね。
Posted by くりっぷ
at 20:20
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